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『グーグル・アマゾン化する社会』 森健

一極集中化する社会

現在、ウェブについて語る時よく使われる、「ロングテール」という言葉。
売り上げ数を縦軸、売り上げ順位を横軸にして描いたグラフを恐竜に見立て、売り上げ上位の部分をヘッド(頭)、長く伸び続ける売り上げ下位の部分をロングテール(尻尾)と呼ぶ。リアル店舗では見向きもされなかった商品が、ウェブでは厖大な品数によって広く利益を集めることができる、と喧伝されている。
しかし、ロングテール現象は、本当にいいことなのか。現実に利益を享受しているのは、ごく一部の人間(企業)だけではないのか。
という疑問を、とことん突き詰めたのが、本書である。商品の多様化で利益を得るロングテールは、その裏返しとして、ヘッドという一極集中を招くのではないか(P.5)
『ウェブ進化論―本当の大変化はこれから始まる』 梅田望夫

現代人必読の書

遅まきながら、本書の紹介である。
ベストセラーになったので、かなりの人が既に読んでいることと思う。Amazonのレビュー数は、2007年6月17日時点で230件!
私自身、出版されてすぐ読んだので、今回再読となる。
読み直してみて、本書を理解できていなかったことを痛感させられた。
発売されて一年半が過ぎ、ウェブを巡る環境は変化し続けている。本書で書かれたことが具体的な形(サービス)となって目の前に現れ出して初めて、「なるほど、そういうことだったのか」とやっと分かるようになった(単に私の理解力が弱いだけなのかもしれないが)。新書を再読することはほとんどないが、本書は今読んでも充分刺激的な内容だ。
『グーグル Google 既存のビジネスを破壊する』 佐々木俊尚
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