ぐらんぼん

乱読・積読・併読の本の虫による書評。

『フューチャリスト宣言』 梅田望夫・茂木健一郎

フューチャリスト宣言 (ちくま新書 656)
未来とは予想するものではなく、創造できるもの ★★★★★

IT分野の啓蒙者・梅田望夫氏と、脳科学者・茂木健一郎氏が、ウェブで変わりゆく未来について縦横無尽に語り合った一冊。
オピニオンリーダー的存在である二人の対談本ということで、いやが上に期待は高まる。両者とも、ブログで日々自分の意見を発信しているインターネット・ヘビーユーザー。ここで語られていることは、ネットの専門的な話題に留まらず、科学、教育、社会問題など、多岐にわたる。
[ 2007/07/07 ] Web関係 | CM(0) | TB(0)

『次世代ウェブ』 佐々木俊尚

次世代ウェブ  グーグルの次のモデル
Web2.0の本質と今後 ★★★☆☆ /><br clear=

私はネットで何か調べる時、専らグーグルの検索に頼っている。他の検索エンジンより欲しい情報がすぐ手に入りやすいからだ。より早く効率よく検索するテクニックを解説した参考書籍も読んだ。
それでも、満足できない。適当な検索キーワードを思いつかない時や、欲しい情報がダイレクトに検索結果に出てこない時などには、グーグルといえども不便さを感じる。そこに、グーグルを超える新たなネットビジネスの可能性がある、と著者は言う。
[ 2007/06/26 ] Web関係 | CM(0) | TB(0)

『グーグル・アマゾン化する社会』 森健

グーグル・アマゾン化する社会
一極集中化する社会 ★★★★☆

現在、ウェブについて語る時よく使われる、「ロングテール」という言葉。
売り上げ数を縦軸、売り上げ順位を横軸にして描いたグラフを恐竜に見立て、売り上げ上位の部分をヘッド(頭)、長く伸び続ける売り上げ下位の部分をロングテール(尻尾)と呼ぶ。リアル店舗では見向きもされなかった商品が、ウェブでは厖大な品数によって広く利益を集めることができる、と喧伝されている。
しかし、ロングテール現象は、本当にいいことなのか。現実に利益を享受しているのは、ごく一部の人間(企業)だけではないのか。

商品の多様化で利益を得るロングテールは、その裏返しとして、ヘッドという一極集中を招くのではないか(P.5)

という疑問を、とことん突き詰めたのが、本書である。
[ 2007/06/26 ] Web関係 | CM(0) | TB(0)

『ウェブ進化論―本当の大変化はこれから始まる』 梅田望夫

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)
現代人必読の書 ★★★★★

遅まきながら、本書の紹介である。
ベストセラーになったので、かなりの人が既に読んでいることと思う。Amazonのレビュー数は、2007年6月17日時点で230件!
私自身、出版されてすぐ読んだので、今回再読となる。

読み直してみて、本書を理解できていなかったことを痛感させられた。
発売されて一年半が過ぎ、ウェブを巡る環境は変化し続けている。本書で書かれたことが具体的な形(サービス)となって目の前に現れ出して初めて、「なるほど、そういうことだったのか」とやっと分かるようになった(単に私の理解力が弱いだけなのかもしれないが)。新書を再読することはほとんどないが、本書は今読んでも充分刺激的な内容だ。
[ 2007/06/17 ] Web関係 | CM(0) | TB(0)

『グーグル Google 既存のビジネスを破壊する』 佐々木俊尚

グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する  文春新書 (501)
怪物・グーグルの目指すもの ★★★★☆

グーグルマップがネットで公開された時は、衝撃だった。
マピオンマップファンなど、他の地図検索サイトが提供するものよりも、使いやすさの上で断然優れていたからだ。これが、検索エンジンとしてではないグーグルの側面に注目したきっかけだったように思う。
グーグルマップだけでも驚きだったのに、その後グーグルはグーグルアースという驚愕のサービスを提供し、最近では人気の動画投稿サイト・YouTubeを買収し、さらなる進化を続けている。
グーグルの強さの秘密は何なのか。そして、グーグルは一体どこへ向かおうとしているのか―。そんな疑問を、少なからず答えてくれるものが、本書である。
[ 2007/06/17 ] Web関係 | CM(0) | TB(1)