『幸せな子犬の育て方』 矢崎潤

18年飼っていた愛犬が、今年の2月に他界。
大往生で安らかな最期だったとはいえ、寂しさは耐えがたく、ペットロスになってしまった。
そんなとき縁あって、捨て犬や野犬の保護・里親探しを行っているNPOから子犬を譲っていただけることになった。親犬を保護するつもりで捕獲したところ、子どもを産んでいたのだという。
ついにわが家にやって来た、新しい家族。
春に来たから、「ハル」と単純に名づけられた。ちなみに前の犬は、真っ白で「シロ」だったので、たいして進歩していない。
さて、この子犬、「かわいい!」と和んだのは最初の日だけで、翌日からは本領(本性)発揮。メスなのに、とんでもなく気が強くて神経が図太い犬だったのだ。困ったことに、甘がみがひどい。叱ってもめげずに向かってくる有り様。
前飼っていたのが大人しい犬だったので、ま逆の性格に戸惑いまくり・疲れまくりである。
このままでは、「ハル」じゃなくて「ワル」になってしまう・・・。そんな危機感に駆られて、いろいろなしつけ本を読み漁っていた中にあったのが、本書。
犬を飼ったことのある人ならご存知だろうが、犬のしつけの基本は、「なめられるな」である。
犬は序列社会なので、誰がリーダーか分からせるために毅然とした態度で臨む。してはいけないことは「ダメ!」と厳しく叱る等々・・・。数年前のしつけ本のほとんどが、このスタンスをとっていた。
ところが、本書は違う。
叱るのではなく、褒めて伸ばす。損得勘定(おやつを効果的に使うなどして)で犬をしつける。という実におおらかな育て方なのだ。警察犬や盲導犬といった作業犬ならともかく、家庭犬の場合、「あれはダメ、これもダメ」と厳しくする必要はないのだという。
最初読んだ時、こんな甘い態度でちゃんとしつけられるのか、半信半疑だった。
で、実践してみると、これが上手くいったのだ。
たった一日のトレーニングで噛む回数は減り、「オイデ」「オスワリ」ができるようになった。生後1ヶ月の子犬にしては目覚ましい進歩である。不敵で挑戦的な顔が、愛くるしく見えてくるから不思議である。
犬はそれぞれ個性が違うので、すぐに本書のとおりにはいかないかもしれないが、今まさに子犬を飼っている方や、これから飼おうと思っている方にオススメである。
犬を飼ったことのある人でも読んで損はない、目から鱗の一冊。

遊び疲れてお休み中。
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こんにちは。コメントありがとうございます。
犬でもこんなに悪戦苦闘している私からすれば、3人のお子さんを育てていらっしゃるふうたんさんに頭がさがります。
でも大変だけど、「育てる」というのは、楽しくて幸せなことですね。
ブックマークまでしていただいて、ありがとうございます。
少しでも、本を読む楽しさが伝わればいいのですが・・・。
犬でもこんなに悪戦苦闘している私からすれば、3人のお子さんを育てていらっしゃるふうたんさんに頭がさがります。
でも大変だけど、「育てる」というのは、楽しくて幸せなことですね。
ブックマークまでしていただいて、ありがとうございます。
少しでも、本を読む楽しさが伝わればいいのですが・・・。
[ 2008/04/04 21:48 ]
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人間の育児も同じです。
毅然とした態度も必要ですが、叱るより、褒めるほうがうまくいきます。だだ、忍耐と時間も必要ですけど・・・。
堪忍袋の緒は太くで丈夫なものにしとかないといけません。
「幸せな子どもの育て方」でも、いけるかもしれません(笑)。”子犬”を”子ども”に変えるだけで・・・。
ブックマークさせていただきました。もっと、もっと本の世界をのぞかせてくださいね。楽しみに読ませていただきます。